突然ですが、あなたに質問です。 今この瞬間に意識を失って病院に運ばれたとしたら、駆けつけた医師に自分の「これまでの病歴」や「今飲んでいる薬」、「いつも通っている病院」を正確に伝えられる自信はありますか?
「自分のことなんだから、それくらい言えるはず」
そう思う方も多いかもしれません。しかし、本当にその瞬間が訪れたとき、人は驚くほど無力になります。
今回は、私自身が心筋梗塞で突然倒れ、救急搬送された実体験と、その痛烈な経験から生まれた健康管理アプリ「ヘルスパーク」の開発に込めた想いをお話しします。
私は普段通っている病院すら、気が動転して答えられませんでした。恥ずかしい話、「普段、一人で生活できていますか?」なんて聞かれてしまうくらいで・・・
1. 突然の心筋梗塞、緊急搬送の現場で起きたこと
それは、本当に予期せぬ瞬間に訪れました。 突然の激しい胸の痛みに襲われ、私は心筋梗塞で倒れました。そのまま救急車で病院へと搬送されることになったのです。
意識は朦朧とし、激痛と恐怖で頭の中はパニック状態。そんな緊迫した救急搬送の現場や緊迫した処置室で、医師や看護師から次々と質問が投げかけられます。
「これまでに大きな病気をしたことはありますか?」 「今、どんな薬を飲んでいますか?」 「普段、どこの病院に通っていますか?」
普段飲んでいる薬は正常時でも難しいですが(量が多いので)気が動転していると、通っている病院の名前すらでてきませんでした。
「早く答えなければいけないのに、思い出せない……」という強い焦りと恐怖は、今でも忘れられません。
2. 「落ち着いているとき」の情報整理が、命を救う
幸いにも一命を取り留め、徐々に回復していく過程で、私はあの時の恐怖を深く振り返ることになりました。
救急医療の現場では、患者の「過去の病歴」や「現在の服用薬(特の血液をサラサラにする薬など)」の情報が、治療方針を決定する極めて重要な判断材料になります。しかし、当事者はパニックで話せないことが多く、付き添いの家族であっても、本人の薬の詳細まで完璧に把握しているケースは稀です。
そこで痛感したのは、「体調が良く、心が落ち着いているときにこそ、医療情報を一箇所に整理しておく必要がある」ということでした。
もしもの事態が起きてからでは遅いのです。自分が話せない状態になっても、これさえ見せれば一発で伝わる。そんな「命の情報の備え」が、自分だけでなく、大切な家族や医療従事者を助けることにつながります。
3. 日々の記録から始める健康管理の重要性
大きな病気を経験したことで、私の健康に対する価値観は180度変わりました。
心筋梗塞のような大病は、ある日突然降ってきたように感じられますが、実際には日々の生活習慣の積み重ねや、小さな身体の変化がサインとして現れていることが少なくありません。
毎日の体重の増減
日々の歩数や活動量
血圧や脈拍の推移
こうした「日々の小さな記録」を継続し、自分の身体の「普段の基準(ベースライン)」を知っておくことこそが、病気の予防や異変の早期発見において最も重要であると、身をもって学びました。
4. だから作った、健康管理アプリ「ヘルスパーク」
「あの救急搬送のとき、自分の医療情報がまとまった画面があれば、どれほど救われただろう」 「日々の体調変化を、もっと手軽に、楽しく記録できる場所があればいいのに」
自身の切実な「あったらいいな」と、当時の悔しい経験から生まれたのが、健康管理アプリ「ヘルスパーク」です。
ヘルスパークには、大きく分けて2つの役割を持たせています。
万が一のときのお守り(医療情報の整理) 病歴、服用中の薬、かかりつけ医の情報を、元気なときに登録しておく機能です。気が動転していても、これを開けばすぐに正しい情報を提示できます。
日々のセルフケア(ライフログの記録) 体重や歩数など、日々の健康状態をシンプルに記録・管理できます。
このアプリは、単なる数値の記録ツールではありません。私自身の心筋梗塞という経験から紡ぎ出された、「自分と、自分を支えてくれる大切な人の安心を守るためのお守り」です。
まとめ:「自分は大丈夫」を、今日から見直してみませんか?
健康なときほど、「自分だけは救急車に乗るような事態にはならない」と思いがちです。しかし、緊急事態は誰にでも、ある日突然訪れます。
この記事を読んでくださったみなさんが、少しでも「もしもの備え」や「日々の身体の変化」に目を向けるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
ヘルスパークが、みなさんの毎日の健康維持と、万が一のときの安心を支えるパートナーになれるよう、これからも心を込めて開発・運営を続けていきます。
今日から、あなたと家族の安心のための「情報整理」、始めてみませんか?

